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狂犬病とは

狂犬病とは?

 狂犬病は、犬・キツネ・猫など、ほ乳類・鳥類等、全ての恒温動物(当然人間にも)に感染するウィルス性の病気で、症状としては恐水発作が有名です。いったん発病すると治療方法はなく、死亡率はほぼ100%という恐ろしい病気です。
 主に噛まれることから感染しますが、ほかにも舐められたり動物のくしゃみなどからも感染します。
 わが国においては、過去いく度となく流行を繰り返していましたが、昭和25年に制定された狂犬病予防法に基づき、犬の登録・予防注射の徹底など強力な予防事業が推進された結果、昭和31年以降は発生していません。
 しかしながら、海外に目を転ずると、狂犬病は一部の国を除いて世界各国において発生しており、国際交流が盛んになった現在、わが国は常に狂犬病の危険にさらされているといっても過言ではないでしょう。

潜伏期間と症状  

潜伏期間

 潜伏期間は1~2ヵ月ととても長く、潜伏期間を診断する術がありません。疑わしい場合はこの間に治療を始めなくてはなりません。

ヒトの狂犬病

【前駆期(2~10日間)】
 発熱、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、悪心(吐き気)、嘔吐、咽頭痛、空咳等のかぜに似た症状ではじまります。また、咬傷部位の疼痛や掻痒感、などの知覚異常がみられます。
【急性期(2~7日間)】
 不安感、恐水発作(水を恐がる)、興奮、精神錯乱、麻痺、筋痙攣などの神経症状があらわれます。ただし、恐水症状を示さない例もしばしばあります。
【昏睡期】
 最終的には、呼吸障害により死亡します。
【麻痺型】
 急性期の神経症状がみられずに麻痺が全身にひろがる例であり、特にコウモリに咬まれて発病したケースに多いとされています。

イヌの狂犬病

【前駆期(一般に2~3日の経過)】
  • 性格の変化と行動の異常(挙動不審、気まぐれ、過敏)
  • 恐怖心による興奮と飼い主に対する反抗、遠吠え
  • 異物を好んで刺激に応じて咬む
  • 咬傷部位の掻痒
  • 瞳孔散大
  • 性欲の亢進 など
【興奮期(一般に1~7日の経過)】
  • 落ち着きがなく、興奮状態となる
  • 異嗜(小枝、わら、石、土などを食べる傾向の多発)
  • 光や音の突然刺激に対する過敏な反応
  • 咽喉筋の麻痺による吠え声の変化
  • 顔貌の険悪化
  • 初回の痙攣発作中に死ななければ、麻痺期に入る
【麻痺期(一般に2~3日の経過)】
  • 全身の麻痺症状による歩行不能(特に後躯麻痺)
  • 咀嚼筋の麻痺による下顎下垂と嚥下困難
  • 舌を口外に垂らしながら、流涎
  • むせるような発声音(イヌの喉に物が詰まったと勘違いして咬まれてしまう)
  • 昏睡状態になり死亡

ネコの狂犬病

【前駆期(一般に1日の経過)】
  • 性格の変化と行動の異常(突然引っかいたり、咬んだりしてうつ状態となり暗い場所に隠れようとする)
  • 性欲の亢進
  • 瞳孔散大 など
【興奮期(一般に2~7日の経過)】
  • 筋肉の緊張増加、筋肉の単収縮、全身の筋肉の振戦、筋肉衰弱、流涎神経過敏、攻撃性の増加
  • 目に入るものを頻繁に咬む
  • 嚥下筋肉の麻痺により唾液がたまり流涎を起こす
  • 痙攣は徴候が見えてからほぼ5日目に顕著となり、後肢麻痺が急速に進行
【麻痺期(一般に3~4日の経過)】
  • 飲食困難
  • 全身麻痺
  • 徴候開始から3~4日以内に昏睡して死亡

治療方法

 残念ながら発症してからの有効な治療方法はありません。大切なのは、少しでも疑わしいときは発症する前に適切な治療を受けることです。

狂犬病の予防  

 わが国では、狂犬病予防法に基づき、犬やその他の動物に検疫を義務付けて狂犬病の侵入防止を図っています。(島国だからこそ効果的な措置であるとも言えます。)
 しかしながら、ペットの輸入の検疫対象はすべての動物ではないので、検疫の対象外のペットが狂犬病にかかっていた場合見逃す危険性もあり、日本国内でいつ発生してもおかしくないというのが現状です。
 ですから、万一侵入してきたときのために、狂犬病を予防する意味でもっとも重要な動物である犬に対する登録制度を実施してその飼育動向を把握し、あなたの犬が感染した犬にかまれても安全なように、年1回の予防接種を義務付けているのです。

世界の狂犬病発生状況

 世界保健機関(WHO)などによると、世界では年4万~5万人の狂犬病による死亡者がいます。危険と隣り合わせだとも言えます。
狂犬病の発生状況

お問い合わせ

生活環境課環境衛生係
電話:0164-56-2111(内線244・245)

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